あるFTMの初潮(生理)体験記。

 
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どうも、けーとです。僕のライフサイクルの中に、2週間に1度の男性ホルモン注射というものがあります。それを初めてから生理が止まり、身体的な苦痛を感じることがグッと減りました。
ですがそれまでは悲しいかな、きちんと月に1度生理がきていました。

参考:月に1度のミッション!FTMの僕が実践した生理対策。

参考:FTMが女性として生活していた頃、ナプキン、どうしていましたか?

自分には関係がないもの

小学生の高学年の時に、保健体育の時間に性教育を受けました。教材のビデオを観て、今までそこまで見た目に変わりなかった男子と女子にこれからどういう変化が起こるのかを知った時に、僕は完全に「勃起や夢精というのが起きるのか〜」と構えていました。ヒゲが生え、筋肉がつき、背が伸びる。そういう変化の覚悟をしていたんです。
しかし小学5年生のある日の昼休みに広い教室に女子児童だけが集められました。放送は聞こえたものの、当然僕はスルー。友達とサッカーに夢中でいると、名指しで急いで集まるよう呼ばれました。
それは宿泊学習のための、生理を迎えた人への注意事項の周知でした。まだ初潮を迎えていない人も下着や着替えは余分に用意しておくように言われていました。もうとにかく僕は「こんなに徹底して女子扱いされるとは!」と腹立たしい気持ちと、「またか」という呆れた気持ちが入り乱れていました。6年生になり、修学旅行の時も同じ指導を受け、同じ気持ちになったことを覚えています。

現実を突きつけられた日

周囲から受ける女子扱いと自分だけが知っている気持ちとの葛藤は、普段はあまり考えないようにしていました。いつか自分も男の子の身体に変わると信じていたからです。
中学1年生の時、腹痛で部活を休んで家で静かに過ごしていました。トイレに入ると下着が汚れていました。その瞬間に、今までどこかで感じていた「自分は女の子なのかもしれない」という疑念が突きつけられた気がして、とにかく悔しくて家のトイレの中で泣いたことを覚えています。

何を信じればいいのかわからない

学校で教わってきたこと、自分がかんじていること、周囲が押し付けてくること。全部まったく違くて、どこにも納得できる答えがなくて、生理がきてからの日々はとにかく憂鬱でした。みんなが押し付けてくると思っていた「女の子」、
実はそれが正しくて、変わっているのは自分だったということ。

終わりに

身体は女性でも男として生きたがるFTMの自分を強く認識したのがこの時でした。

 

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