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どうも!けーとです。
今回は学生時代に経験した悔しさを書いていきます。この経験を通じて、《自分の人生は自分だけのものではない》と強く意識した出来事です。
パートナーはマジョリティ
多数派という意味です。セクシャルマイノリティというのは「性的少数派」のこと。
すべての登場人物とそのパートナーは、異性愛者であるということを踏まえて読んでいただけるといいと思います。
友人が経験した出来事
今でも親しくしてくれる学生時代の友人が経験したことです。
友人にはFTMのパートナー(以下、彼氏とします)がいました。2人は美男美女、息もぴったりで、大切に想い合っているのは誰がみてもよくわかりました。
僕がみていて、当時の友人にはモテ期がきていたと思います。笑
男女問わず人気者で、異性からも同性からも恋愛対象としてアプローチが合ったことも聞いていました。
その度に彼氏がいることをきちんと告げ、丁寧に断っているようでした。
しかしそれを知ってもなお、アプローチをくれる人がある日突然飲み会の席で指輪を用意していたというのです。
そして、
「その彼氏より、俺の方が幸せにしてやれる。結婚も子供も、普通に考えていける」
こう言われたといいます。
その人が、友人の彼氏がFTMであることを知っていたのかは曖昧ですが、友人は当然怒ってその人とも疎遠になったそうです。
普通の幸せ
これを聞いて僕は泣きに泣いたことを覚えています。
直球を投げつけられて、ぐぅの音も出ないと思ってしまった悔しさ。
結婚もこどもも、自然な形で叶えてあげられない申し訳なさ。色んなことを考えました。
FTMやMTFのパートナーは、その人自身の魅力に惹かれて好きになった方が多いかと思います。
性別は関係ないと言ってくれる事で大いに救われるのも事実です。
幸せかどうかは、その人自身が感じていればいいことです。
僕個人はこの出来事以降、少なからずそんなパートナーに負い目を感じることが多くなりました。
それは年齢を重ねるほど大きくなっています。
「自分じゃなかったら、今頃は結婚してこどももいるだろうか。」
「わざわざこんな自分を選ばなくてもいいんじゃないだろうか。」
それでも選んでくれてるからこそ一層大切に想うのですが、パートナーの性的志向が異性愛者だからこその悩みというものもあることを知ってもらえる機会になればと思います。
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*記事は各ライター個人の体験談や考えでありGID当事者全員の考えを表しているものではありません。
またその内容によって特定のセクシャリティーを差別するものではありません。
*治療などの医療行為は医師にご相談ください。
