FTM当事者を雇ってほしいと高校から依頼が来た

 
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元パスグッズ屋さん

元パスグッズ屋さん

昔、FTM向けパスグッズ販売の企画、制作、販売をしていました。 LGBTの仕事について書きます。

元FTMパスグッズ屋さんです。前回、なぜパスグッズを作るに至ったのかをお話しました。

参考:昔FTM向けのパスグッズ販売をしていました

パスグッズを作ったあと、思いのほか売れました。それはもうひとりでは1日さばききれない量です。

注文を受け、質問やサイズについてのメール返信、梱包、発送、入金確認まで一人で行っていました。それにあわせてHPの更新・・とても無理でした。

そこで人を雇うことに決めました。

まずはFTMであること。
当然といえば当然なのですが、ナベシャツという存在の価値観が分かる人が大前提だったのでFTMであることはかかせませんでした。

あとはパソコンのスキルがある人。

数人雇いましたが、途中で辞める人が多かったです。

高校から雇ってもらえないかという依頼がきた

高校の先生から「うちの生徒を雇ってくれないか」という相談がありました。

つまりFTMだから働けない、どこも雇ってもらえないというものでした。今からもう7年くらい前の話です。

とりあえず面接を・・ということで面接をしました。

ここでまず驚いたこと。

面接にも先生が同行したことです。
自分のことを説明するのが本人ではなく学校の先生でした。

その後、学校からのお願いもあり研修という形で雇うことになりましたが、結局数ヶ月で無断欠席したため退職となりました。

本人の言い分

・当事者だから理解されない
→ナベシャツ販売部門で働いていた社員は全てFTMで会社の社長はアライですしホルモン注射やカウンセリングの中抜け、手術の長期休暇は許されていました。

・同じ仕事ばかりさせられる、もっとパスグッズに関わりたい
→入社仕立ての社員に重要な仕事を任せるわけにも行かないのはどこの会社でも一緒ですね。特別なスキルがあるわけではないので一番簡単な作業からさせていました。

学校の先生の言い分

FTMですからもう少し優しく扱ってもらえないか、親身になってくれないか・・じゃないと働き口がないというものでした。

空いた口が塞がらないとはこのことですね。

結局は学校の先生や周りがFTMはかわいそうという括りに入れて過保護にしすぎたんでしょう。

それに甘えてずっぷりぬるま湯に使ってしまった当事者。

その後学校からは再度、どこも就職が見つからなかったという報告を受け、もう一度チャンスをくれないかと頼まれましたが丁重にお断りしました。

最後に

FTMだからどうということではなく、仕事が出来るかどうかに尽きるわけですが、一般企業になるとまた違うのかもしれません。

トイレの問題や更衣室、制服などの問題も出てきます。

たったひとりのために設備や他の社員の意識を変えることが大変なのは当事者も理解しなくてはいけないところだと思います。

その中で自分がどうやったら働きやすくなるのか、自分も変わることも大切なのではないでしょうか。

 

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