2017年2月1日更新

FTM・FTX体験談

FTMの陰茎形成の手術方法は何種類?それぞれの手術に思うこと

FTMの手術の中で最終段階となり、最も難しいと言われている陰茎形成手術。
私はまだ受けていません。これの前段階となる尿道延長を受け、陰茎形成に向かっている途上です。
ここで陰茎形成にはどのような種類があるのか、見ておきたいと思います。

1、ミニペニス形成

これは陰茎形成というより、尿道延長に近い手術です。
尿道延長では、膣と小陰唇を利用して、陰核の下まで尿道を伸ばします。
ミニペニスを作成する場合は、陰核も前に移動します。そして陰核まで尿道を伸ばし、これをミニペニスとします。
これを行うと、立って排尿ができる場合もあります。……しかし、できない場合もあります。
陰核を利用してペニスにするので、排尿できるか否かはその陰核の大きさに依存するためです。
そもそもこれは「ミニペニス」という名前からも、陰核を使うことからもわかる通り、とても小さい陰茎を作ることです。いくら男性ホルモンで肥大しているといっても、これで十分に排尿できるかといったら、自分のものを見る限りではちょっと不安があります。
仮にできたとして、それをズボンのファスナー部分から出し、自然にズボンを汚さないように排尿できるでしょうか。それを失敗してしまうようでは、日常生活には使えません。
とはいえ、この方法のメリットは、体に傷がつかないことと、他の陰茎形成手術より早い段階でできる、つまり尿道延長段階でできる、ということです。それで問題なく排尿できるなら、とても良いですよね。
ただ、私はこの手術は考慮に入れていません。私が通っている病院では、この手術はやっていないと言われました。
昔はやっていたそうですが、この手術を受けたほとんどのFTMが、再手術を受けるはめになっているそうです。問題は、陰部の組織を使うために、そこから陰毛が生えて感染など何らかの問題を引き起こしているみたいです。なのでその病院では、この手術はしなくなったと言っていました。
そういうわけで、この手術方法は私は受けられません。ただ、他の医療機関ではやっているところもあります。

2、皮弁(ひべん)を使った方法

この方法が、陰茎形成と言われたときに一般的なものです。
体の他の場所から皮弁(皮膚と動静脈とのかたまり)を切り出して筒状に巻き、それを陰茎とします。これを尿道延長した部分にくっつけ、尿道とつなぎます。
皮弁を切り取る場所は、鼠径部(足の付け根)、腹部、前腕がよく聞かれます。私の通っている病院でも、そのどれかの方法になるようです。
これを行って成功すると、大きいサイズの陰茎ができます。したがって、排尿も自然にできるようになります。
ただこれは、とても大きい手術ですよね。皮弁を切り取った部分に、大きな傷跡が残ることは避けられません。また、麻痺やしびれ、違和感が残ることもあるそうです。前腕の場合は、手指や腕の関節の動きが悪くなることもあるとか。
さらには尿漏れ、尿道の狭窄、壊死という問題があります。これがひどいと、再手術の必要もでてきます。
それから、出血、感染。これは尿道延長の手術時に、すでに私は経験済みです。
私は、ミニペニス形成の選択肢はない以上、こちらの方法をとることになります。どの部分の皮弁を使うかは、医師と直接相談して決めたいと思います。
陰茎形成は、尿道延長よりも難しい手術なので、かなりの覚悟を持って挑まないといけないなと思っています。

 

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熊野海斗

熊野海斗

戸籍変更・SRS(内摘・尿道延長)済の30代FTMゲイです。トランスとしての体験談に加え、FTMゲイという観点から、性指向の問題についても執筆していこうかと思います。

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