FTMコミュニティに潜む優劣をぶった斬ってみた。

 
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どうも、けーとです。MTFのコミュニティはよく存じ上げないのですが、FTMのコミュニティでは「治療の進度」によって、いやはっきり言いましょう、「どこまで男になったか」によって優劣を見受けることがあります。
劣等感を感じるという事は、誰かが優越感に浸っているという状況があるわけですが、そもそもどうしてそんな事が起きるのか、僕のある人との出会いを例に考えてみました。

【あらゆる変化を比べてくる】

僕は今までにたくさんのFTM当事者の人に出会ってきましたが、悩みを打ち明け尊敬し合えるような人で、現在まで直接やSNS含めて交友関係があるのは片手で数えるくらいの人しかいません。
「嫌な人だな〜」と感じた人の特徴を思い返すと、
《何歳でホルモン注射を始め、どのくらいで声が変わり、現在までに何本打ってきたか。名前は変えたか。胸オペは済んでいるか。》

など、治療歴を一気に聞かれました。そして自分の方が進んでいるなとわかると、それ以外の興味がなくなるようで会話がない。今となってはどんな人物かもはっきり覚えていませんし、恐らく相手も覚えていないでしょう。

【身体治療はお洒落ツールではない】

かなり乱暴な表現だと思いますが、FTMであること=カッコいいと思っている輩の多いこと!
自分が選んできた身体治療に対して安心を得る為に、他のFTMの選択がとても気になるんでしょう。

そしてやたらとFTM探しをする。街を一緒に歩いていても、自分が男としてかっこいいかどうか、女性からどうみられているのか、そればかり気にしているのです。
存続しているのか不明ですが、オフ会という名のただの飲み会が《FTMサークル》という謎の集団に成長しているのを見たことがあります。(前にFTMのオフ会についての記事も書かせて頂きました)

【劣等感を感じる必要はない】

とはいえ、その時の僕は不快感と同時にかなり劣等感がありました。当時の僕は遠く離れた都市にあるクリニックへ、カウンセリングに通い込めるだけの金銭的な余裕がありませんでしたから、ホルモン注射やオペを済ませて本来あるべき自分の姿とはかけ離れた現状を、見えない角度から投げつけられたようでひどく落ち込んだりしました。

励まし、支えてくれた友人や当時のパートナーには本当に感謝しています。

【自分らしさは比べるものではない】

家族関係、経済事情、職場など、人にはそれぞれ事情があります。

あらゆる環境の中で自分が自分を大切にして、自分の為にどう在りたいかの選択ができていれば優劣が生まれることはないんじゃないかと思っています。

 

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