
yasu

最新記事 by yasu (全て見る)
- 実録。パートナーとの結婚について - 2017年6月22日
- ホルモン治療の切っ掛けと変化で感じたこと - 2017年6月15日
- FTMの働き方、カミングアウトはする?しない? - 2017年6月12日
- 男性ホルモンを多く打ちすぎると死亡率が高まる可能性が? - 2017年6月9日
- FTM当事者の高校時代の修学旅行の思い出 - 2017年6月6日
ホルモン注射を投与している方々で定期的に血液検査をされている人はどれくらいいますか?
実際、自費での検査になったりと高額になることもあり、あまり受けていないという方も多いようですがホルモン注射を投与している以上、血液検査と受けることはとても大事なことです。
僕も担当医から最低年に1度は受けるよう勧められています。
たまに担当医も経過観察というよりは投与の間隔などしか見ていないこともあるので、自分でもなるべく把握し時期を見て検査をお願いしています。
検査項目と内容
定期的に血液検査を受ける理由ですが、FTM/MTFに共通して気をつけなければならないのが【血栓症】【動脈硬化】【肝臓への負担】【更年期障害】です。
性ホルモンの血中濃度
まずひとつはホルモン値ですね。
適正な数値になっているのか。
当たり前ですが、多くても少なくてもいけません。
肝臓への負担も大きくなることや、更年期障害の原因にもなります。
一般生化学項目
一般生化学項目と言ってもかなり幅広くなるので、何を検査したいのか聞かれた場合には
・肝機能数値に関係するGOT/GPT/ALP/γ-GTP
・貧血または多血症を調べるHtまたはHct(ヘマトクリット)
・血栓の要因になる総コレステロールの数値
上記は最低限確認して欲しい項目です。
GOT/GPTは肝臓がどれくらいダメージを受けているのか示すものです。
γ-GTPも肝機能の数値ですが、飲酒する人は高くなりやすい項目です。
ヘマトクリットは血中に含まれる赤血球がどれくらいかを調べるもので、低ければ貧血、多ければ多血になります。
総コレステロール、これは数値が高いと血栓の要因になり血液の流れもドロドロになります。
脳梗塞、心筋梗塞などの原因になりますので注意が必要です。
(TC-HDL-C)÷HDL-C=動脈硬化指数になります。
※TC:総コレステロール HDL-C:善玉コレステロール
正常値は4.0以下とされています。
ちなみに2007年からLDL-C/HDL-Cが新たな動脈硬化指数として注目されているようで、脂質代謝異常はLDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪で判断されているようです。
最後に
・薬のダメージが原因で起こる肝障害が危険!ホルモン剤による肝臓への負担について
などでも述べたように、不必要なものを投与しているので身体に負担がかかってきます。
SRSを受けていると尚更です。
定期的な血液検査で自分の健康維持をしていきましょう。
最新情報をお届けします
Twitter でGIDnaviをフォローしよう!
Follow @gid_navi
yasu

最新記事 by yasu (全て見る)
- 実録。パートナーとの結婚について - 2017年6月22日
- ホルモン治療の切っ掛けと変化で感じたこと - 2017年6月15日
- FTMの働き方、カミングアウトはする?しない? - 2017年6月12日
- 男性ホルモンを多く打ちすぎると死亡率が高まる可能性が? - 2017年6月9日
- FTM当事者の高校時代の修学旅行の思い出 - 2017年6月6日
*記事は各ライター個人の体験談や考えでありGID当事者全員の考えを表しているものではありません。
またその内容によって特定のセクシャリティーを差別するものではありません。
*治療などの医療行為は医師にご相談ください。
