2017年1月30日更新

FTM・FTX体験談

レディースデー・メンズデーのある店や、男女別料金の飲食店、どう利用する?

男女別料金の飲食店、どう利用する?

お店によっては、男女で料金が違う場合がありますよね。
食べ放題や飲み放題での価格設定の違いとか、レディースデー(メンズデー)といった割引サービスがあげられます。
そんなとき、性同一性障害の人はどうすればいいのでしょうか。
とは言ったものの、私の考えとしては「どうもしない」というのが答えです。
なぜなら多くの場合、性別は店員さんが勝手に判断するからです。
こちらとしては、その判断に従うだけです。そしてその判断に一喜一憂しています。
ただ、電話予約する場合など、本人がその場にいない状況ではどうするのか、となりますよね。また集団で入店した場合、お店側も代表の人に人数を聞きますよね。
しかしこれも言わせてもらえば、あえてそのような(男女別料金の)店を利用しない、という結論になります。
どうしてもしなければならない、という状況を仮定するなら……。FTMの私は、男性として利用します。一般的に、男女別の場合、女性より男性のほうが料金は高く設定されているものです。FTMが男性料金を払ったからといって、お店側は得するだけなので、何の文句も言われないでしょう。
ここで、メンバーの中にMTFの人がいた場合、しかもその人がパスしきれておらず、戸籍も変えていない場合どうするかを考えます。この場合お店側は、男性料金が取れるところを女性料金にされてしまい損をするということで、文句を言われる可能性があります。やはりこういうときは、よほどの事情がない限り、男女別料金の店の利用をやめるでしょう。その人は傷つくだろうし、人を傷つけてまで利用しなければならないほどの飲食店などあるでしょうか。

 

お店の人に聞いてみた結果

ではお店の人は、性同一性障害らしき人が来た場合、どのように判断しているのでしょうか。
レディースデー・メンズデーのある飲食店で働いている知人に聞いてみました。このお店ではレディースデー・メンズデーはそれぞれ、女性・男性の場合、特定のメニューの料金が何パーセントか割引されるそうです。
基本的に、店員がどちらの性別かを判断しているそうですが、本人からの申告があった場合は、それに従うように言われているそうです。トラブルになるほうが大変だからです。
何も申告がなく、どちらなのか判断しづらい場合は、料金的にお客さんの得になるように判断するようです。そのときに「レディースデーなので割引させていただきました」などと特には伝えず、値引きした値段を伝えるだけだそうです。
お店の人もちょっと困っているようですね。
なお、これは私の知人の勤めている店の話であり、どこでも一般的にそうであるとは言い切れないのでご注意ください。

 

パス度が中途半端なときのある出来事

最後に、私がまだ10代の高校生の頃、カラオケ店にMTFの友人と2人で行った時の話をしましょう。
伝票に、男性1名、女性1名と記載されていました。
そしてその日はたまたまレディースデー。女性の方にスイーツプレゼントという内容でした。そして、イチゴソースのかかったアイスクリームがひとつ、運ばれてきました。
高校生の私たちは、まだ2人とも身体的治療は始めておらず、パス度にはあまり自信がありません。かといって、私はもう普段から男子生徒として学校に通っており、男子と信じている生徒もいます。MTFの友人も、髪を伸ばしレディースの服を着て、受付では一切声を出していません。
「このアイスは、どっちにくれたのかな?」
考えても答えが出るわけもなく、私たちは、そのアイスを半分ずつ食べました。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でGIDnaviをフォローしよう!

The following two tabs change content below.
熊野海斗

熊野海斗

戸籍変更・SRS(内摘・尿道延長)済の30代FTMゲイです。トランスとしての体験談に加え、FTMゲイという観点から、性指向の問題についても執筆していこうかと思います。

この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます

GID保険

人気コラム

  • 本日
  • 週間
  • 月間
  • 殿堂

本日の人気記事

週間の人気記事

月間の人気記事

殿堂の人気記事

おすすめのコラム

新着コラム

お知らせ

カテゴリー

気に入ったらシェアお願いします

うちのダンナがかわいすぎる
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.