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男性ホルモンの種類
男性ホルモン製剤にもいくつか種類があります。
エナルモンデポー、テストロンデポー、テスチノンデポーなど。
そして125mg、250mgと投薬量にも違いがあります。
参考:男性ホルモン注射を通常からネビドへ変更!体調の変化など
参考:噂のホルモン剤「ネビド」の値段や効果は!?実際に体験してみた
投与の間隔と費用
1回125mgの場合1~2週間に1度
1回250mgの場合2~3週間に1度
上記の間隔が一般的です。
費用は1,000~5,000円が主な価格と病院により異なります。
また、健康保険が適用されるかどうかにもより異なります。
特に戸籍の性別変更が終わっていると健康保険を適用してもらえる場合が多いようです。
僕が行っている病院では通常だと5,000円弱ですが、保険適用で700円代で収まっています。
これは戸籍変更後は「性腺機能低下症」という病名で適用されているそうです。
テストステロン(男性ホルモン)の基準値
男性のテストステロンの基準値は
2.00~7.60ng/ml
女性のテストステロンの基準値は
0.06~0.80ng/mlとなっています。
ざっくり10~20倍違いますね。
2.00~7.60ng/mlの範囲になるように量と周期を見て投与していきます。
多すぎても少なすぎてもよくありません。
ただ、作用には個人差があります。
テストステロン受容体が効果を活性化
テストステロンの作用はテストステロン受容体が関係します。
テストステロンは血流に乗って体内を巡りますが、この時に細胞の受容体と結合し、留まることで酵素を活性化し効果を発揮します。
一般的な男性もそうですが、私たちFTMも声の変化や体毛の濃さ、ヒゲの濃さ、頭髪の変化など個人差があり、この受容体がどれくらいあるかで男性ホルモンの注射を打ってからの身体的変化に個人差が出てきます。
なので、効果を早く出したい、もっと男性化したいと量や間隔を増やしたからといって身体への負担が増えるだけで、変化が大きく変わるわけではありません。
今回はFTMについて述べましたが、これはMTFであればエストロゲン受容体も同じ原理です。
過剰投与にならないように、投与の周期や量をきちんと守って更年期障害のような症状や体調を考慮しながら、自分の身体にあったペースを見つけていくことが大切です。
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*記事は各ライター個人の体験談や考えでありGID当事者全員の考えを表しているものではありません。
またその内容によって特定のセクシャリティーを差別するものではありません。
*治療などの医療行為は医師にご相談ください。
