2017年2月18日更新

FTM・FTX体験談

男性ホルモン注射を初めて打った時の気持ちと、何本目から変化が現れたか

初めて男性ホルモン注射を打った時の気持ち

私は16歳頃にホルモン注射の存在を知り、それ以来、この注射をすることを切望していました。しかし当時のガイドラインでは、酷いことに20歳以上でないと注射ができませんでした。
やがて20歳になると、私は直ちに注射を始めました。
そのときの気持ちを正直に言えば、たいして感動も何もありません。
なぜかというと、19歳の時点で、「リュープリン」という注射を始めていたからです。
これは本来、子宮筋腫や乳がんなどの治療で使われる薬です。そして、これを使うと生理が止まるという作用があります。
私は20歳になるまで生理の苦痛に耐えることは不可能で、その当時は二次性徴抑制療法などというものもありません。よって、医師と相談し、その薬を使うという方法をとりました。
その結果として生理が止まっていて、20歳になったときに男性ホルモンに切り替えたというわけです。
私がホルモン注射を切望した一番の理由が、生理を止めたいということでした。なので、リュープリンを使い始めたときには、これでかなりの苦痛から解放されるというような気持ちになりました。
だけど、男性ホルモン注射を始めたときには、それの継続なので、大した感慨はわかなかったといえます。
ただ、リュープリンより男性ホルモン注射のほうが、健康への負担が少ない点、格段に料金が安くなる点で、満足感があったのは確かですね。
ですから結論としては、男性ホルモンを初めて打った時の気持ちはこうです。
「安くなって良かった」

男性ホルモンによる変化

私が最初に打ち始めたときは、エナルモンデポー250mgを2週間に1回の間隔でした。
これでどのような変化が起きたか書いてみますね。

生理が止まる

これは先ほども書いたように、ホルモン注射をする以前から、私の場合は止まっていたのです。
だから、いつから止まった、とは言えません。ただ、リュープリンからエナルモンデポーに切り替えても、そのまま順調に止まり続けました。
ただ、ホルモン注射開始後3年ぐらいの間、何度か一時的に生理がきました。とはいえ、量もかなり少なく、1日か2日で終わるくらいです。
その後はずっと来なかったのですが、なぜか開始後10年ぐらい経ったとき、ものすごく少ない量ですが一度だけ来ました。内摘をしない限り、ホルモン注射をしていても完全に生理が来ない、とは言い切れないのでしょう。

声が低くなる

1カ月くらいすると、声が低くなるというか、変声期が来ました。
自分自身で感じるのは、声が低くなるというよりも、声が出しにくいという感覚が強いです。
とくに私はこの時期、カラオケが大好きでよく行っていたのですが、1~2年間まともに歌えなくなりました。
その時期を越えると、また歌えるようになりますが、そのときには以前のキーより下げなければ歌えないことに気付くと思います。

髭が生える

髭も生えてきますが、この変化は緩やかでした。1年ほどたっても、たまにしか剃らなくても良い程度しか伸びません。
ただ、緩やかですが、確実に変化し続けます。いまや、毎日剃らなくてはいけないようになりました。
声の変化が1~2年で終わり、その後はそれが維持されるのに対し、髭は10年くらいかけてどんどん濃くなっていくという経過をたどっています。

肌の変化

ホルモン開始直後から、ニキビが激しくなります。顔はもちろん、背中や胸のあたりにもできます。
数年たつと落ち着きますが、その間は十分気をつけて、洗顔や肌のケアに努めたほうがいいです。
私はこのときのニキビの痕が、今でも残っています。

 

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熊野海斗

熊野海斗

戸籍変更・SRS(内摘・尿道延長)済の30代FTMゲイです。トランスとしての体験談に加え、FTMゲイという観点から、性指向の問題についても執筆していこうかと思います。

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