FTMがホルモン注射を決意したきっかけとは

 
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こんにちは!FTMのけーとです。

今回は僕が始めてホルモン注射をした時のことをお話ししようと思います。

踏み切る前の僕

僕は生まれた時につけてもらった名前が「けーと(漢字で書きますよ)」でした。父が日本人、母が外国人なので、顔立ちも濃く 自分の外見に悩んだことはほとんどありませんでした。悩んだことといえば、第二次性徴期に迎えた身体の変化にひどく現実を突きつけられた時です。学校で性教育を受けたことでうすうす覚悟はしていたものの、どこかで「自分にはいつか男性器が生えてくる」と信じていました。でも胸が膨らみ生理が来て、身体つきがどんどん女性らしくなっていくことが衝撃でした。

丁度同じくらいに、某有名ドラマで性同一性障害(GID)が取り上げられた時、「これは僕のことを言っているんだ。これが僕なんだ。」と思いました。

どうして踏み切ったのか

カウンセリングに通えば、この違和感もいつか何とかなる日がくると思いながら過ごしていました。実際にカウンセリングに通ってから、待ち遠しくて仕方なかったのがホルモン療法です。それは何故かというと、僕がとてもコンプレックスを感じていたのが「声」です。

ホルモン療法以前の僕の声は高い方で、同級生からは度々「かわいい声だよね」と言われたり、電話や初対面の人にはそれによってリードされる(元々の性別がバレる)ことがありました。僕にとってそれがものすごくストレスだったんです。

1本目を打った時

注射によって起きる身体の変化(特に喉仏が出たり、肝機能に負担がかかったり)は、不可逆的なものですから、最初の1本目を打つ時の病院の待合室では落ち着きませんでした。正直こわかった。望んでいた変化によって、それまでの自分の世界がどう変わるのかわからなかったからです。

でも実際に1本目を打ち終わった時は、感動していました。声のコンプレックスから解放されるんだ、今までの苦しみがなくなるんだ、という気持ちのほうが、こわさよりもずっと大きかったんですね。

待ち望んだ声変わりはまったく自覚がなくて、カラオケがうまく楽しめなくなって気づいたくらい穏やかなものでした(笑)しかし、声でリードされることが激減し、髭が生えることでパス度は上がりました。身体が一般的な男性らしくなったことで得たものも大きいです。

終わりに

今回は僕がホルモン療法に踏み切った時のことをお話ししました。人それぞれどんな治療を選ぶのかも違ってきます。今後も自分の身体と相談しながら、適切なタイミングで進めていきたいと思います。

 

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