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2013年メキシコ原薬製造工場の爆発事故
もしも、ホルモン剤がなくなったら僕らはどうするのでしょう?
2013年11月にメキシコの原薬製造工場で爆発事故が発生し、男性ホルモン注射製剤の原材料製造がストップ。
翌年の9月ころまで供給が不足していたかと思います。
僕の中では1年ほど前の話かと思っていましたが、時間の経つのは早くもう3年くらい経つのですね。
当時、僕の通院していた病院でもその余波はあり、内摘の済んでいない人のために内摘の済んでいた僕は2週間から3週間に延ばして欲しいと言われました。
快く承諾したのですが、2度目のホルモン注射の際にめまい・ホットフラッシュ・倦怠感など更年期症状がひどく、申し訳ないと思いながらもまた2週に1度に戻してもらいました。
あとどれくらいストックがあるのか、他の病院はどうなんだろう?と頭を巡らせましたが、案の定、他の病院は新規はストップしていました。
ネビドも考えたのですが、僕が通院していた病院では扱っておらず試してみることもできませんでした。
参考:噂のホルモン剤「ネビド」の値段や効果は!?実際に体験してみた
もし世界からホルモン注射がなくなってしまったら。。。
実際、2013年の事故で男性ホルモンの供給がしトップしているとの情報を得た際、「年内いっぱい見通しが立たない」と言われた時は「このまましばらく注射が打てなかったらどうなるんだろう?」と不安を覚えました。
僕は内摘の手術が終わっていますが、ホルモン注射のみでまだ未オペの人たちは生理が来てしまいます。
そして、ヒゲなど体毛の育毛が止まるなど、身体の女性化が再スタートされます。
内摘が済んでいる人も筋肉の衰えや、閉経後の状態と同じになるので更年期障害や骨粗鬆症などが起こります。
これから男性として生活していきたいと思っているGIDの人はこれから変化する身体的男性化ができなくなり、今すでに男性として生活しているGIDの人たちは、身体的外見が女性化していってしまうという精神的ストレスと更年期症状という身体的心因的ストレスがかなり大きなものになりますね。
一度、実際に危機感を覚えたこともあり、想像するだけでも恐怖心が出てきます。
僕はきっとおばちゃん化してきたら耐えられないと思います。
みなさんはもし世界からホルモン注射がなくなってしまったらどうしますか?
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*記事は各ライター個人の体験談や考えでありGID当事者全員の考えを表しているものではありません。
またその内容によって特定のセクシャリティーを差別するものではありません。
*治療などの医療行為は医師にご相談ください。
