
田中 実

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私には10年の付き合いになる友人がいる。
彼は綺麗な顔立ちで数々の女性に告白されては申し訳なさそうにお断りしての連続。私自身、彼に恋愛感情がなかったかというと嘘になるだろう。
そんな彼がある日私をファミレスに呼び出してきた。
すごい深刻そうな顔をしていたのを今も覚えている。
どうしたと問うと「彼氏ができた」という言葉が返ってきた。
その時、私はどのような表情をしていたのだろう。身近に性同一性障害の人が居たのだということに驚いていたのだろうか。(後に自分も両性愛者だと気づくがそれはまた先の話になる)それとも彼にあった恋心がもう一生叶わないのだと落胆もした気がする。
しかし、その友人にできた「彼氏」は正直ロクでもないと感じた。
「俺のことが好きなら女になれ」と強要したらしいのだ。
友人はホルモン注射を打ったり、海外へ性転換手術することも考えていたがその姿は「無理をしている」そのもの。
どうして友人が姿を変えなけらば愛してあげないなんてことを言うのか。
それって、本当に友人を愛しているのか。
そんなことを私自身もぐるぐると考えた・・・。
そもそも愛に性別が関係あるのか。
だんだんと疑問が怒りに変わっていって、気がついたらその友人に泣きながら「あなたはあなたのままでいい」と言っていた。
ありのままの友人を愛さない男など私が許さない。
それは恋愛感情ではなく確かに深い「友情」であった。
後に友人はその彼氏に別れを切り出され、その彼氏は現在は女と付き合っているらしい。
結局、友人を弄んだだけではないかと私自身今も思い出すだけで腸が煮えくり返そうな思いである。
その友人は今は素敵な彼氏と共に同棲しており、幸せな毎日を送っているそうだ。
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田中 実

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*記事は各ライター個人の体験談や考えでありGID当事者全員の考えを表しているものではありません。
またその内容によって特定のセクシャリティーを差別するものではありません。
*治療などの医療行為は医師にご相談ください。
