トランスジェンダーの結婚

 
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川崎和真

川崎和真

平成生まれのFTMts。SRS(陰核陰茎形成術)後に、戸籍訂正、結婚。そして、AIDにより子どもを授かり、現在2児の父。当事者としての立場と子を持つ父としての立場で執筆していけたらと思います。

結婚というのは、それぞれの価値観があると思うので、自己の体験を中心に書いてみることにします。

結婚するってどういうことか

トランスジェンダーの結婚には、シスジェンダー(身体の性と心の性が一致する人)同士の結婚と異なる点、問題点がいくつかあるものの、本質的な問題には大きな変わりはないと思っています。

しかしながら、トランスジェンダーの結婚には、パートナーの理解、家族の理解が不可欠です。

お互いの遺伝子を持つ子どもを授かることは出来ないし、「元女性」「元男性」という事実は一生消えることはありません。

また、手術で作った身体、性器も完璧ではありません。

それらを「大きな事」と捉えるか「小さな事」と捉えるかはそれぞれの価値観だと思います。

私は、「大きな事」だと思っていましたが、私の妻は「そんなこと」だと言いました。

そういった価値観を理解、尊重し合うことが最も重要なのかもしれません。

子どもを持つということについて

妻と結婚しようと決意したのは、「あなたと家族を築きたい」と言ってくれたからでした。

パートナーに既に子どもがいない限り、子どもを持つためには、精子提供か里親制度を利用するしかありません。

どちらにしても、一般的な夫婦とは異なる道をずっと辿ることとなり、優しい道ではないことを覚悟していたため、まずは兄弟、両親に報告をしました。

子どもたちが試練に立ち向かう時に、家族(親戚)の存在は、きっと彼らの心の支えになると思っていたからです。

また子どもたちが、私がトランスジェンダーであるという事実を知った時、血の繋がりが無い事を知った時には、大きな動揺を与えるでしょう。

その時に、子どもたちの心を受け止められる良好な夫婦関係でいることも重要なことだと思っています。

周囲の反応

色々考えた後、私たち夫婦は精子提供を選択し、無事に子どもを授かりました。

よって、私と子ども、私の家族と子どもの血の繋がりはありません。

しかしながら、私の両親、兄弟は子どもたちのことを可愛がってくれています。

私の友だちも可愛がってくれているし、事実を知る妻の友だちも妻の家族も可愛がってくれています。

まとめ

結婚、子どもを持つことはそれぞれの価値観に大きく左右されるものの、パートナーとしっかりと向き合うことが重要だと思います。

「お互いを思いやり触れないこと」も相手を思いやる優しさなのかもしれませんが、結婚や子どもを持つことは「しっかりと自分の気持ちを伝えること」も必要になのかもしれません。

そして私は、家族は「血の繋がり」よりも、「心の繋がり」だと信じています。

 

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平成生まれのFTMts。SRS(陰核陰茎形成術)後に、戸籍訂正、結婚。そして、AIDにより子どもを授かり、現在2児の父。当事者としての立場と子を持つ父としての立場で執筆していけたらと思います。
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