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現在は男性と結婚して子供もいる私ですが、男性・女性・FTMとの恋愛経験があることから、自分の性自認はバイセクシャルであると思っています。
バイセクシャルの中には、“男性にも女性にも性的な魅力を感じる人”もいますが、私はそういうタイプではありません。
恋人を選ぶ時に、性別よりも相手との相性や居心地の良さを重視していた結果、バイセクシャルというカテゴリに入ってしまったというようなイメージでいます。
「どちらの性も好き!」というよりも、「どっちでもいい」っていうゆるい感じですね。
小学生の時の初恋は、同じクラスの男の子でした。
中学生の時はひとつ年上の男の先輩に憧れたし、高校生の時に初めての彼氏ができました。
でも、うまくいかないんです。3か月も付き合うと、会うのもイヤになり別れを告げて恋愛関係を解消してしまう……。次にできた彼も同じことの繰り返し。恋愛に向かないんじゃないかと悩んだこともありました。
そんな恋愛が長続きしない私でしたが、クラスメイトの女の子との交際期間は約四年。
FTM男性とは、約六年間交際が続きました。
これは恋人を選ぶ時に“性別”よりも、その人の個性や、相性・居心地の良さを重視した結果なのでしょう。
暴力的で横暴な父親がいる家庭に育ち、幼い頃から変質者に狙われることが多かった私は、軽い男性嫌悪症があります。いわゆるオラオラ系の男性がすごく苦手なんですね。
そのせいか、どこか女性的な優しさを残した人に惹かれるんです。思春期の盛りのついた年頃の男のことはうまくいかないけれど、穏やかな女の子や、包容力のあるFTMとの相性が良かったのは、そのためでしょう。
私の夫である人は、セクシャルマイノリティではないけれど、穏やかで中性的な雰囲気を持った男性。私が人生を共に歩んできた人たちは、男性であろうと女性であろうとGIDであろうと、同じような気質を持っている人だと気付いたのです。
セクシャルマイノリティというと、「ちょっと変わった性志向を持つ人」という偏見で見られることも多いですよね。
相手の性別にこだわらないバイセクシャルは、「誰とでも寝られる好きモノ」といった解釈をされることもあります。
相手の身体についている性器よりも、その人の内面を重視するのはそんなにおかしなことですか?
人から後ろ指を指されるようなことでしょうか?
セクシャルマイノリティを変態のようにとらえる人がたまにいますが、相手の性(身体)にこだわって恋人を選んでいるのは同じことだと思うのですよね。
顔や年収よりも中身で恋人を選ぶ人がいるように、性別よりも中身で恋人を選ばないという人がいる。
そんな感覚でバイセクシャルが世間に受け入れられる日がくるといいなぁと思う今日この頃です。
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*記事は各ライター個人の体験談や考えでありGID当事者全員の考えを表しているものではありません。
またその内容によって特定のセクシャリティーを差別するものではありません。
*治療などの医療行為は医師にご相談ください。
