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今でこそ、はっきりとした性自認があって。診断書ももらい、
「MtFなんですぅ」
としている私ですが。
かつて一回だけ、女の子とお付き合いした経験があります。そのことを追ってみつつ、
「女の子とお付き合いすること、それによって私が変わったこと」
について考えていってみたいと思います。
女の子と付き合おうと思ったきっかけ
実は。ものすごく不純な動機からなんです。
未だにですが、「女の子と付き合えば、一人前!」のような考え方というか風潮って、根強くありますよね。私も、それがきっかけだったんです。
「女の子とお付き合いすれば、私は男の子になれる!」
と言う……。結論を先に書きますが、もちろんそんなことはありませんでした。不純すぎてごめんなさい。
付き合っていたころの気持ち
何よりも申し訳ない気持ちが、いっぱいいっぱいでした。
当然ながら、お相手の子のことは好きでした。ではあっても、「彼女」じゃない。私にとっての恋愛対象は、やっぱりどうやっても逆立ちしても。男の子なんですよ。
一例を挙げますと、「お付き合い」=「えっちい関係」ってあると思います。これがんもう、全然ダメでした。ぶっちゃけですが、お○んちん勃たないんです。これって、思春期の男女にとっては、ものすごいダメージですよね。思い返しても、「ごめんなさいっ!」です。
終わったのは恋?それとも偽りの自分?
そして。お相手の女の子には、ちゃんとカミングアウトして。カレカノではありませんが、今でも何でも話せるような。そんな関係の大切なお友だちになってくれました。ありがたいことですよね。
「恋が終わった」のでは決してなく。「偽っていた自分を終わらせた」と言う表現が、正しいように思えます。
まとめ
女の子とお付き合いしたことを通じて、私は。
「ここまでが女の子」
と言うゴールテープが、もっとわからなくなり、曖昧になっていきました。
でも、当然かもしれませんよね。個々人で女の子の定義があり、ひとくくりにすることは不可能ですから。
ご自分なりの「女の子」を目指して、進むよりないのです。その途中経過で、女の子とお付き合いすることは、大きなプラスになると思います。恋愛感情がなくっても、お友だちに女の子(純女さん)がいることは、とても心強いですからね。
私の中の「女の子」は、揺るぎませんが、社会の中での「女の子」は刻々と変化していきます。
長くなってしまいましたが、このような経験を知って頂くことで、少しでも何かを得てもらえれば、大変うれしいですし幸いです。
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*記事は各ライター個人の体験談や考えでありGID当事者全員の考えを表しているものではありません。
またその内容によって特定のセクシャリティーを差別するものではありません。
*治療などの医療行為は医師にご相談ください。
