性同一性障害の生徒に対する学校の対応はどうするべきか

 

性同一性障害、または体の性別に違和感がある生徒に対して、学校はどのような対処をするべきなのかということを当事者の目線からお話したいと思います。

体育の授業

まず最初に、体育の授業における着替え。
これは更衣室が完全に男子生徒に1つ、女子生徒に1つと分かれていることに問題があります。
心の性別に合わせて更衣室を選ぶと、他人から見れば異性の中に一人だけ間違って紛れ込んだように見えますし、その場にいる他の生徒も異性がいると着替えにくい、といった状況になります。

嫌悪感を抱いている自分の体を他の生徒に見られることも苦痛

体の性別に合わせて更衣室を選べば、自分が着替えている時に視界に入ってくる生徒の着替えが気になってしまいます。
それに異性の中に一人だけ放り込まれて着替えさせられるようなものですから、本人は大変着替えにくいものとなります。
嫌悪感を抱いている自分の体を他の生徒に見られることも、とても大きな苦痛を招きます。

一番着替えやすかったのは個室

私が一番着替えやすかったのは個室です。
しかし、学校が生徒一人ひとりに個室を用意するのは難しいと思いますので、トイレの個室で着替えられるようにすることが現実的かと思います。
誰に見られるでもなく、誰かを見ることもなく、着替えを済ませられる環境が個室です。
数個しか無いトイレに数十人が押し寄せると大変になりますので、性同一性障害のある生徒を優先的に使用させるなどの配慮が必要だと思います。

健康診断の男女分けについて

次に、健康診断の男女分け。
性同一性障害の多くの生徒は自分の体に嫌悪感を抱いています。
その体を医師や看護師に見せるだけでも一苦労なのに、異性に囲まれて診断を受けるのもたいへん苦痛です。
学校側の対応としては、性同一性障害の生徒や体の性別に嫌悪感を抱いている生徒は、個別に時間を用意して診断を受けさせるといったことが望まれます。

お風呂が共同な修学旅行

最後に、修学旅行。
部屋割りに関しては、本人の意志やどのくらい治療しているかによると思いますが、お風呂は共同ではなく一人ひとり入れる部屋を用意して対処すべきだと思います。
繰り返すようですが、異性の中に一人だけ放り込まれる状態を強いられるわけですので、その中で裸になり体を洗う行為は想像を超える苦痛です。
一人でゆっくり、誰の目も気にせずにお風呂に入れるように配慮するべきだと思います。

 

以上、性同一性障害や、体の性別に違和感を持っている生徒に対する学校ができる配慮をお話しました。

 

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田中 実

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